5月14日(木)「なぜ?」が、知識を定着させる。
教室を通り抜けるさわやかな風に乗って、生徒たちの学びの声が聞こえてきました。国語科の授業では、知識をただ覚えるだけでなく、その背景にある「理由」を探究する様子がありました。
3年生は、学力テストの解説を行っていました。 古典の読み解きにおいては、「主語・述語の把握」と「歴史的仮名遣いの正確な理解」という二つの柱を確認。 「なんとなく読む」のではなく、文法的な根拠に基づいて一文を論理的に解釈する。この地道な積み重ねこそが、入試を勝ち抜くための揺るぎない実力となります。
1年生の教室では、漢字の組み立てと部首について学習しました。 これまでの復習を通じて、部首が持つ意味を確認し合う生徒たち。と、そのとき、ある生徒がつぶやきました。
「『然』という漢字は『れっか(火)』がついているのに、なぜ自然という言葉に使われているのか?」
すかさず教員が支えます。
「もとは火を意味していたが、そこから意味が派生し、さらに『燃える』ことを明確にするために火へんをつけたのだ」という解説に、「へぇー!」と納得の声。
また別の場面、「『閉、開、問、閣、聞』の中で、違いがあるのは?」 「聞!」「問!」
そこで思わず「なんで?」と漏れる声。「もんがまえ」の意味を知り、「そういうことか~。」と納得。
しめすへんやころもへんの成り立ちを漢字と比較することで、「はぁ〜!」と納得。
漢字を見て「なぜこの部首なのか?」と疑問を持つこと。古文の一文に「主語はどれか?」と立ち止まること。そして「なぜ?」「わからない」を仲間と共有しながら互いの学びを支えていく。その一瞬の「立ち止まり」こそが、知識を定着させていきます。