R7西条南中学校日記

　２年生はハンセン病問題について学んでいます。

　「黒川温泉宿泊拒否事件」をご存じでしょうか。

　2003年、病歴を理由にハンセン病回復者がホテルから宿泊を拒まれたことが明らかになりました。誠意が見えない謝罪を受け入れなかったことをきっかけに、全国から回復者に対する誹謗中傷の手紙や電話が押し寄せた事件です。

　ハンセン病の感染力は極めて弱く、治療に当たった医師や看護師が感染した例は一例もありません。無知・無関心が差別を残してきた事実を受け止め、自分の心と向き合うことを通して、人を心から大切にする生き方を学んでいきます。

「正しい知識を持つ」「間違いを広げない」「周囲に流されない」「正しく行動する」

　「なぜハンセン病問題を学ぶのか」

　そこには西条南中の先輩方が積み上げてきた学びが、西条市のハンセン病問題学習の土台となっている歴史があります。それを受け継ぐ生徒たちも、これからさらに学びを深めていきます。